免疫と不育・着床障害の関係
Th1・Th2は免疫学で使用する用語です。免疫機構とは「自分以外のものを敵として退治する仕組み」で、この仕組みの不都合によって不育・着床障害の原因になります。
免疫の基本的な仕組み
免疫機構は自然免疫機構と獲得免疫機構に分類されます。免疫を担当する細胞には樹状細胞・顆粒球・リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞)・マクロファージがあります。
Th1・Th2とそのバランス
CD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)をサイトカイン別で分類するとTh1・Th2になります。
・Th1優位:自己免疫疾患(全身性エリテマトーデス・関節リウマチなど)
・Th2優位:アレルギー性疾患
不妊治療での対応
精子に対する抗体が女性の体内にあれば、タイミングや人工授精は成功しないでしょう。受精卵や子宮に対する抗体があれば、体外受精も成功しないでしょう。
不妊治療では免疫抑制剤のタクロリムス(プログラフ)を使用します。Th1細胞を優位に低下させTh1/Th2バランスを制御し、受精卵に対する拒絶反応を避けることで着床に至ると予想されます。
自力でできることとすれば「免疫力を無駄に上げない」ことです。風邪をひかない・不潔な場所に行かない・手洗いうがいの徹底など日頃の注意が大切です。何かございましたらご相談ください。
銀のすず 不妊鍼灸マッサージ